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- 壁面緑化の魅力(導入の流れ)| 壁面緑化の魅力とは
地球温暖化に対する環境負荷低減策として、壁面緑化が注目されるようになってきました。夏季、熱せられた建築物壁面は室内温度の上昇をもたらし、冷房負荷は多大なものとなります。壁面を緑で覆うことで表面温度が下がり、冷房負荷の低減につながります。また周辺環境への熱の照り返しを防止する効果があります。
屋上緑化よりさらに“環境配慮へのシンボル”のメッセージ力が強い壁面緑化。限られた人々にしか見られない屋上緑化と異なり、壁面緑化は人の目に留まりやすく、通りかかる人々に安らぎを提供し、都市景観の向上にも役立ちます。2004年12月には、美しい景観と豊かな緑を総合的に実現するための景観緑三法が施行されました。また壁面緑化の助成制度やモデル展示もはじまるなど、行政の動きも活発になってきています。
- 横浜市(横浜市屋上緑化等助成事業)
- 名古屋市(名古屋緑化基金 建築物等緑化助成)
- 岡崎市
- 仙台市(仙台市建築物等緑化助成制度)
- 東京都台東区(屋上緑化等助成金制度)
- ※お近くの自治体担当窓口にお問い合わせ下さい。
台東区「壁面緑化モデル」
壁面緑化モデルは、庁舎西側と南側の壁面に、緑化関連企業と区との共同で3つのタイプが設置され、訪れる区民に憩いと潤いを提供しています。緑化工法やコストなども紹介されています。
(モデル展示を行っている自治体の一例)
葛飾区 新宿区 墨田区 文京区
*モデル展示の有無についてはお近くの自治体担当窓口にお問合せください。
東京都が実施した壁面緑化の効果検証と実態調査(平成16年6月25日報道発表)によると、壁面緑化には最大約10度の壁面温度の低減や、夜間における壁面からの放熱の抑制などの効果が認められ、ヒートアイランド現象緩和効果を有することがわかったと報告されています。
国土交通省では、建築物の建築主等がヒートアイランド現象緩和のための自主的な取組を行うための設計ガイドラインを作成し、平成16年7月16日より公表しています。
その中では建築外装材料として「歩行空間での暑熱環境の緩和や隣地等への熱放射を抑制するために、日射反射率の高い屋根材の選定や、屋根面や外壁面の緑化を努めること」と掲載されていることから、壁面緑化の効果に対し、国も期待を寄せていることが伺えます。
そのほか壁面緑化には、植物の根の緊迫による倒壊防止効果、昼夜の温度差によって起こるひび割れを防止するなど省エネ以外にも様々な効果が期待できます。
地面にツタ類を植えて外壁を緑で覆う壁面緑化手法は、昔から行われてきました。しかし壁面を緑が覆うのに、長い時間が掛かってしまうことや被覆時にムラが発生しやすいことが難点でした。 商業施設やテナントビル、企業の本社ビルなど「集客施設」で壁面緑化を行う場合、環境面に加えて、ビルの顔ともなる意匠性が求められます。「さわやかさ」や「みずみずしさ」、「明るさ」といった緑の印象は、企業ブランドの向上にも貢献しますが、管理がうまくいかないと景観だけでなく企業の印象を損なうことも考えられ、維持力がとても大切な要素となっています。最近では、事前に十分な養生を施し、オープン時期から被覆率の高い壁面を演出することも可能になっています。 |
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壁面緑化工法の比較表や壁面緑化事例集をご用意しております。
下記の申し込み先、または各事務所まで、どうぞお問い合わせください。